馬鈴しょ選別施設 120t/日処理 カメラによる選別と自動化機器により高処理を実現 撰果機へ原料の搬入~デパレタイザーで、パレットからコンテナを1ケースごと撰果ラインへ供給 パレット上に積み込まれたコンテナ入りの原料(じゃがいも)を、フォークリフトで撰果機の搬入口へ運びます。ここから先は積まれたコンテナをパレットから1つづつコンベアに移し替える作業を、デパレタイザーという機械が自動で行います。 コンテナダンパーから除塵コンベアへ コンテナに入ったじゃがいもは、コンテナダンパーという機械へ運ばれて、ぐるりと180°回転し、除塵コンベアへ排出されます(※排出時の落差が無いので、荷痛みのないじゃがいもにも優しい機構です。)除塵コンベアでは土や根などをコンベアのすき間から落とします。 一次手選別機 目視撰別の様子 除塵コンベアで軽く土や根などを落とした後は、一次手撰別機へ運ばれます。 ここでは作業員が、「腐敗・格外・B級品」を目視選別して取り除きます。 小玉抜き機 S~3S階級(ゴルフボールより小さい)の小さなじゃがいもを穴の開いたコンベアで抜き取り、撰別の効率化を行います。抜き取られたじゃがいもは、専用の小玉選別手撰機へ運ばれ、作業員により目視撰別されます。 土落とし機 自公転式の筒状毛ブラシとエアー噴射により、じゃがいもの土を落とします。 二次手選別機 一次手撰と同じく、ここで「腐敗・格外・B品」を取り除きます。 整列装置~外観計測センサーカメラ 整列装置作業員のチェックを受けたじゃがいもは、整列装置で規則正しく並べられ、14台の外観計測センサーカメラの元へ振り分けられます。 外観計測カメラ外観計測センサーカメラで、じゃがいもの上面画像を撮影~画像解析により面積を算出し、階級選別を行います。 ピアノ鍵盤式撰果コンベア 面積を算出されたじゃがいもは、ピアノ鍵盤の様なコンベアに載せられ、それぞれの大きさに振り分けられます。(鍵盤コンベアが倒れて、真下のコンベアにじゃがいもが落ちる) 自動秤量機~箱詰め その① 各大きさ(階級)に分けられたじゃがいもは、自動秤量機にて定重量10kg分を量り、ダンボールに充填します。 箱詰めされて製品ラインコンベアへ搬出。この時箱に、等階級識別用のバーコードが貼り付けられます。 小玉手撰別~半自動秤量機~箱詰め 其の② 「④小玉抜き機」から流れてきた小玉のじゃがいもは、形状撰別機でさらに、S・2S・3Sの3つの階級に分けられて、目視手撰別をへて、箱詰めされます。 一次・二次手撰別で作業員により選別されたB品、小玉手撰別後の小玉じゃがいもは、半自動秤量機で定重量10kgを量り、作業員の手により製品ラインへ搬出されます。 階級・トレサービリティー印字~ウエイトチェッカー 箱に貼り付けてある「階級識別バーコード」をセンサーが読み取り、専用インクジェットプリンタで製品箱へ接触せずに、等階級・トレサービリティー情報を一括連続印字します。その後、ウエイトチェッカーで重量を検査します。過不足がある製品は、作業員が適量調整します。 封函機~蓋をとじて製品完成 最後に自動封函機で蓋をとじます。 ロボットパレタイザー:バーコード読取り後、ロボットアームにて積み付け 秤量機部で貼り付けしたバーコードを読み取り、各階級に仕分を行います。 仕分された製品は、ロボットアームにより、製品パレットへ積み付けされます。 積み付けが満杯になったパレットは、排出口へ自動で排出されます。